顎関節症について

顎関節症とは

下記のような症状がある場合、顎関節症を疑う必要があります。

顎関節症の症状

  • 口を開けるとき、耳の前の関節のあたりがカックンと鳴る
  • 口が開きづらい
  • 口を開けたり閉じたりしたときに顎が痛む
  • ものを噛むと顎が痛い
  • 耳の前の部分を押すと痛い
  • 顎が左右どちらかにずれている
顎関節症は次のような原因でも引き起こされます。
  • 噛み合わせの不調和
  • 親知らずが歯並びを乱している
  • 歯科治療による影響(詰め物や被せ物)
  • 矯正治療による影響

額関節症の治療の流れ

顎関節症の診療の流れは以下のようになります。

診療の流れ

1. 問診 

今までの症状や経過、これまでの治療歴についてお伺いします。

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2. 姿勢の観察 

顎関節症は顎だけに症状があるとは限りません。首の張りや肩こり、腰の痛みから姿勢に影響を及ぼしますので姿勢を観察します。

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3. 口腔内外の検査 

顔や口の中を詳細に診査して原因を調べます。とくにかみ合わせから生じるさまざまな症状をキャッチします。また、顎のゴリゴリという雑音やカックンという音を調べます。

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4. X-線検査

歯並びや顎全体が診断できる断層写真撮影を行い、原因や治療方法を立案します。

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5. 模型作成 

歯並びやかみ合わせを診断するために顎の模型を作り、それを顎の動きを模倣する精密な咬合器に付け噛合診断を行います。

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6. 顎運動診査 

コンピューターを用い実際の顎の動きを分析します。

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7. 診断

1から6までに得られた情報をもとに、客観的な分析を行い顎関節症の有無やレベル・原因を診断します。

実際の治療

診断に基づき、下記のような治療を行います。
噛合調整

噛み合わせに原因があると判明した場合には噛み合わせの調整を行い、顎のバランスを正常位置に近づけます。

スプリント療法 

上下の歯の間にマウスピースのような装置をはめることで、噛み合わせによる影響を少なくし顎を本来あるべき場所に誘導する方法です。

薬物療法 

顎の関節が痛かったり、筋肉が緊張していたりする場合には、対症療法として薬物の投与を行うと症状を軽減することがあります。

家庭療法

家庭内でのセルフケアの指導を行います。マッサージや局部の温熱療法を行うことで症状が軽減されます。

入れ歯と顎関節症

これまで顎関節症は、歯並びが悪い、親知らずによる噛み合わせのバランスの不具合等の理由から、主に20代から30代に多く発生する疾患と考えられてきました。
しかし、中高年以降になると異なる理由から顎関節症が生じることがあります。その原因の多くが歯科治療によるかぶせものや銀歯や詰め物、入れ歯にあります。これらの歯科治療を受けることにより、噛み合わせのバランスが本来あるべき形から離れ、顎の位置がずれてしまってしまうのが原因です。

こういった患者さんの多くは、原因がわからないままに「口を大きく開けられない」「顎の関節付近が痛い」等を訴えられます。

さらに詳しい問診をすると、

  • 肩がこる
  • 腰が痛い
  • 手足がしびれる
  • 耳鳴りがする
  • 偏頭痛がひどい

などの全身的症状をお持ちの方も少なくありません。

これらは一見すると、噛み合わせとは関係ないように思われますが実際にはお口の中の状態のために起きていることがよくあります。顎関節に原因がある場合は、いくらマッサージや筋肉トレーニングを行っても症状が改善しません。

入れ歯や歯科治療後に上記のような症状を感じられるようになった、というかたは一度当院までご相談ください。症状にもよりますが、場合によっては一度の治療で症状が消失することもあります。

飯塚歯科医院 Tel.0495-24-6166
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