2015.02.05更新

2012年6月22日、日本老年医学会にて、口腔機能訓練器具(ラビリントレーナー)を用いた、口腔機能訓練(飲み込み訓練・摂食嚥下訓練・鼻呼吸訓練)の効果について発表しました。

■目的

本研究では、口腔機能訓練器具(ラビリントレーナー)のトレーニング効果を検証するために、高齢者及び要介護者の舌圧と口輪筋、握力、血中酸素飽和濃度、脈拍、身長などの計測を行い、訓練前と訓練後のデータと被験者の身体の変化を比較し口腔機能訓練器具を検証する。

 

■方法

<研究A>
嚥下障害のある高齢者60代、70代、80歳以上、介護度3以下、介護度4,5のグループに分け口腔機能訓練実施前後に舌筋計を用いて舌圧と口輪筋を測定した結果を比較検討する。

<研究B>
60歳以上のグループに対して週1回1ヶ月間口腔機能訓練実施し訓練前後の舌圧と口輪筋、握力、血中酸素飽和濃度、脈拍、身長の測定を行い訓練前と訓練後の効果を評価した。

 

■結果

<方法A>
舌圧と口輪筋が1kg以下の被験者に口腔機能障害がある事がわかった。要介護者の筋力は介護度が増すごとに低下し、口呼吸、口腔乾燥、嚥下障害、発音障害、舌苔、歯周病などの症状がある事が解った。

そこで、ラビリントレーナーによる口腔機能訓練を行った結果、ほとんどの対象者は平均値まで筋力が上がり症状も改善された。要介護者においても著しい筋力の向上が見られ、誤嚥しなくなった、流涎しなくなった、声を発する事が多く成った、口調がはっきりした、むせが少なくなった、食べる量が増えた、応答がはっきりしてきた、口を閉じるように成った、口腔内がきれいになり舌苔が少なくなった、排泄を教えるように成った、径管栄養だったが口腔摂取するように成った、などADL,QOLの向上が見られた。また何人かの被験者は発音障害、失語症、麻痺側の手指動くなどの改善が見られた。

<研究B>
訓練後舌圧0,23kgと口輪筋0,53kg、握力1kgの筋力がアップした。血中酸素飽和濃度の有意差は認められなかったが、脈拍は8回少なく成り、身長は1cm伸び姿勢が良く成った。中には血圧や血糖値の著しく改善した被験者もいた。高齢者に口腔機能訓練を実施する事は健康を維持するうえで効果的であると思われる。

 

■考察

口腔機能訓練器具ラビリントレーナーを使用して口腔機能訓練をする事により舌圧、口輪筋などの口腔周囲筋ばかりでなく呼吸に必要な筋肉や姿勢を保つのに必要な筋力がアップするため、嚥下や呼吸が改善され、消化機能や循環機能の改善が見られるのではないだろうか。

またラビリントレーナーをくわえるだけで多量の刺激唾液が出るので唾液量の少ない高齢者にとって自浄作用効果が期待できる。ラビリントレーナーは筋力トレーニングの器具というだけでなく、特に片麻痺のある対象者が発音、嚥下機能、手指の動きの著しい改善が見られたのには驚かされた。

ラビリントレーナーは高齢者の介護予防、麻痺や嚥下障害のある者、意識障害のある者に対してのリハビリにかなり有効な器具である。

投稿者: 飯塚歯科医院

2015.02.05更新

2011年6月に開催されました、日本老年医学会にて、「口腔機能訓練器具(ラビリントレーナー)を用いた口腔機能訓練(飲み込み訓練・摂食嚥下訓練・鼻呼吸訓練)効果について」を発表しました。

2011年日本老年医学会

投稿者: 飯塚歯科医院

2015.02.05更新

顎咬合学会では、会員の研究成果発表や会員の研鑚を目的として、1983(昭和58)年から毎年1回「学術大会」を開催しています。
1997(平成9)年の第15回大会以降は、歯科技工士や歯科衛生士も併せての活動の場として、日々の診療の現場に直結したプログラムを行っています。

2010年の学術大会は、6月12、13日に東京国際フォームにて開催されました。
当院では、この学術大会において、従来より取り組んでいた「口腔機能訓練器具(ラビリントレーナー)を用いた飲み込み(嚥下)訓練等、口腔機能トレーニングついての発表を行いました。

嚥下機能が衰えると、食事の接種障害や誤嚥による肺炎などを起こしやすくなります。歯科医療において、脳に病気を持った人の口腔機能の改善は特に重要なポイントとなります。

今回の発表では、脳血管障害などが原因で要介護者になった高齢者に対し、口腔機能訓練器具「ラビリントレーナー」を歯科治療前に用いてトレーニングを行うことで、その後の治療に及ぼす影響を、2つの症例からまとめてみました。

2010年顎咬合学会

投稿者: 飯塚歯科医院

2015.02.05更新

「飲み込みがうまくできない、すぐにむせる、口から食べ物をよくこぼす」

高齢になると、このように快適な食事ができにくくなり、十分な栄養を取り込むこともできなくなって、体力や免疫力が低下し、さらに生活の質の悪化を招きます。
また、誤嚥による肺炎も起こしやすくなり、命にかかわります。

当院では、以前より、口腔機能の改善のため、口腔介護予防器具「ラビリントレーナー」を使用した口腔機能訓練(飲み込み訓練・摂食嚥下訓練・鼻呼吸訓練)を提案してきました。
毎食前の10分間、1日3回、ラビリントレーナーを使用した簡単な訓練で、唇や舌の力が鍛えられ、飲み込む力もよみがえってきます。

展示会、学会、研究会等においても、症例や研究について発表する機会を得、多くの方より反響をいただいております。
ラビリントレーナーの詳細や使い方について関心をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ当院までご相談ください。

症例・研究発表

投稿者: 飯塚歯科医院

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